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【オリジナルスマホケースの作り方、素材、そして特徴】

投稿者 : PageFly on


こんにちは!!

マグノリア・トレンド・ストアのショップマネージャーです。

本日はオリジナルスマホケースについて皆さんからよく頂いている質問を調べてみました。

【何をどこまでやってくれるの? オリジナル スマホケース】

 

 

最近、カスタマイズスマホケースを注文する方が増え、自分だけのスマホケース(iPhoneケース/携帯ケース、以下同様)を楽しみたい人が多い印象です。カスタマイズスマホケースについてネットで調べてみると、オリジナルスマホケース、カスタムスマホケース、オーダーメイドスマホケースなど、色々な表記方法が使われ、選ぶ側からしますと、これらの違いは何なのか、混乱したり確認するのが面倒だと思ったことも多々あると思います。

 また、表現・用語は同じですが、加工やデザインにおいてもどの程度までにカスタマイズをしてくれるのかは、事業者によってもかなり異なります。

そこで今回は自分だけのスマホケースの制作に関わる表現や言葉を整理すると共に、オリジナルティの程度(カスタマイズ制作サービスの内容)についても分類・解説します。

また、オリジナルスマホケースによく使われている素材の特徴についても説明します。世界1つだけのスマホケース、iPhoneケースを手に入れたい方にとって、本稿がご自分にピッタリのスマホケースを制作するのに参考になれれば嬉しいです。  

 

【100%オリジナルスマホケースはほとんどない

顧客の希望に応じて材質を選び、形やデザインを作るオーダーメード製品の中でも代表的なものが、皮製品のスマホケースです。

 その他に100受注生産(オーダーメード)が可能なものもありますが、型をとるために最初は数百個単で注文をしないと、制作できないものがほとんどで、個人ユーザーが1個から気軽に注文するには数量や価格の面で非常にハードルが高いと言わざるを得ません。 

 

 

つまり、形、デザイン、素材の面でゼロから作り上げる100オリジナルのスマホケースは、受注生産による高価なものとなるため、ケースの形、スマートフォンやiPhoneの機種、素材などを既製のものから選び、そこに写真や名前、イラストをプリントするものが主流なのです。 

【オーダー・エントリー方式の制作が主流

オリジナルスマホケース、カスタムiPhoneケースという表現をよく使っていますが、生産方法から定義しますと、ほとんどが、オーダー・エントリー方式によるスマホケースの制作だと考えて間違いないです。

オーダー・エントリー方式とは、生産工程にある製品に顧客毎にオーダーを割り当て、顧客毎に仕様変更やオプションの装着を行う生産方式のことをいいます。

乗用車の生産ラインを考えれば理解しやすいかと思います。標準車に顧客の好みに合わせて色、装備、オプションを追加して生産していきます。このように標準品に個別ニーズを反映していく生産方式を、オーダー・エントリー方式による生産といい、低コストで顧客の個別ニーズにも対応できるというメリットがあるのです。

 

  

オリジナルスマホケース、カスタムスマホケース、オーダーメイドスマホケース・iPhoneケース制作と書いているサービスの内容を見ると、機種・形に応じて作られている既製のケースに、色、画像、文字などを顧客の好みに合わせて制作するものがほとんどで、生産方式の観点から言えばオーダーエントリー方式による生産なのです。 

 

制作方法 カスタマイズの程度 提供サービス
 オーダメイド 素材、形、デザインをゼロから作り上げる
オーダエントリー 既製のスマホケースに色、画像、文字をプリントする
刻印サービス 既製のスマホケースケースに名前、イニシャル、一部記号などを刻印する

 

 【オリジナルティの程度による分類】

・100%オーダーメイド

1個ずつオーダーメイドで作るものは、その分価格も高く制作時間もかかります。また、対応可能な種類や素材が少なく、かつ対応してくれる業者が少ないです。

レザー(皮革)素材のスマホケースをオーダーメイドで作る場合が多いですが、自由にカラー印刷するのが難しいというデメリットがあります。

・オーダーエントリー

まず、制作会社が提供している機種・材質を選びます。そしてメール、またはLineなどでデザインしたい写真を送ると、制作会社は送って頂いた写真をもとにイラストを作成し、お好きな文字を入れてデザインを完成させます。

制作会社によっては制作前に完成イメージを作成し、顧客にお送りして、修正などの相談が可能な場合もあります。

また、WEB上で直接フレームを選択し、画像やスタンプなどを使ってデザインを楽しみながらイメージを完成する事業者もあります。

 

 

 

ペット、家族、イラストなど対応可能なデザインは多様ですが、基本的な制作方法は、スマホケースに直接印刷する方法となります。比較的安価でかつ手軽く利用できる方法ですが、素材のやすさ、印刷の仕上がりの綺麗さなどから、後ほど説明するポリカーボネートなどのハードケースを使っている場合が多いです。

 シリコーンゴムやTPU(ウレタン樹脂)などのソフトケースの製品であっても、印刷面はポリカーボネートを使っていたり、フィルムに印刷して貼り付けるものもあるので、よく確認して注文して頂ければ間違いはないかと思います。

・刻印サービスー名入れ、名前入れ、一部記号入れなどー

代表的な製品はレザー(皮革)素材のスマホケースに名前、イニシャル、一部記号などを刻印し、自分だけのオリジナル製品を手にすることができるというサービスです。

 


 

より安価なものとしては、ポリカーボネートやTPUの素材に名前や好きな言葉を印刷することができる製品もありますので、価格、素材、そして使い方をよく考えて素材や事業者を選べば、後悔することなく、ご自身だけのオリジナルスマホケースを楽しんで頂けると思います。 

 

【スマホケースの代表的な素材と選び方】

オリジナルスマホケースの制作料金は、カスタマイズの程度だけではなく、素材や印刷・加工方法によっても異なります。また、スマホケースに使われる素材によって使い勝手、質感、丈夫さなどが違ってきますので、次ではスマホケースでよく使われている材質とその特徴を調べてみました。  

 

ケースの硬さ 代表的な素材 特徴/加工方法
ハードケース ポリカーボネート(PC)

薄い、軽い、透明さ/インクジェット印刷

メタル/アルミニウム

耐久性、耐衝撃性、放熱性/レーザー彫刻

ソフトケース TPU(熱可塑性ポリウレタン

弾力性と硬質さを合わせ持った素材/インクジェット印刷

シリコーンゴム/シリコン

滑りにくい、傷がつきにい、衝撃に強い/オリジナル成型

レザー(本革)

高級感、衝撃吸収力/型押し・箔押し、レーザー彫刻

PUレザー/フェイクレザー

弾力性、柔軟性、デザインの自由度い/型押し・箔押、インクジェット印刷、レーザー彫刻

  

【ハードケースの特徴】

 

・ガラスと同等の透明性がある。

・ケースの薄さ1mm程度で非常に薄く、軽いものが多い。

・表面が硬いため、デザインをプリント加工しやすく、イラストや写真、細い文字まで繊細にフルカラーで印刷することができる。

・種類が豊富でデザインの面においてクオリティの高いものを製作することができる。

長年使用すると、紫外線で黄ばんだり、経年劣化によりヒビが入ったり、衝撃に弱くなってしまうことがある。



【ソフトケースの特徴】

 

・ゴムのようにやわらかいのでスマホケースの着脱が簡単。

・スマホが滑りにくく持ちやすい。

・ケースが柔らかいので、衝撃への耐性も優れている。

・凹凸のある立体的で個性的でなデザインのスマホケースを作ることができる。

静電気によってホコリがつきやすい。

・熱に弱く、加熱性のものの近くに長くおいておくと変形してしまうこと。

・除光液やシンナーなどの薬品に弱く、対して弱く、薬品がかかると変色しやすい。

 

 ハードケースの代表的な素材

 

①ポリカーボネート(PC:polycarbonate)

プラスチック系素材の1つです。可視光線透過率は80~90%で、ガラスと同等の透明性があり、熱にも強く、燃えにくく、変形、変色、劣化等の変質を起こしにくい素材です。

 

ポリカーボネートのスマホケースのメリットは、

・薄さと軽量さで優れており、加工がしやすいこと

・イラストや写真、細い文字までフルカラー印刷することができること

・価格が安いこと、などです。

一方、ポリカーボネートは、強い衝撃を与えると割れてしまうこと、日光に長くさらされると紫外線で黄ばみ、変色しやすいこと、劣化して耐久性が低下すること、そしてアルカリ剤や有機溶剤、界面活性剤などがかかると劣化、変形してしまうことがありますので、注意が必要です。

また、ブラシで洗浄をすると、傷が付き、透明性が低下します。

しかし、オリジナルでスマホケースを作る場合、加工しやすくてコストの安いというメリットが大きいため、ポリカーボネート素材のハードケースがベースになるのが多いのです。

印刷・加工方法:インクジェット印刷/UVインクジェット印刷

※UVインクジェット印刷とは、インクジェットプリンターで直接印刷を行います。そして紫外線を照射し印刷面を硬化し定着させる方法です。乾燥の時間が必要ないので連続して印刷が可能となります。フルカラーや写真・グラデーションなどの繊細なパターンの印刷に向いています。

②メタル/アルミニウム

アルミニウムは薄くて軽い加工ができることから、スマホケースでもよく使われます。

アルミの一番の強みは耐久性、耐衝撃性に優れていることです。

そして、アルミはスマホの熱を逃しやすいため、効率よく放熱でき、スマホの故障を防ぐことができるのもメリットです。

 一方、脱着するのには、「ネジ止め」などの工具が必要になるので手間であること、電波の届きにくい場所ではさらに繋がりにくくなること(アルミだけではなく金属ケースの欠点)、そして比較的高いということがデメリットです。

適している印刷・加工方法:インクジェット印刷/UVインクジェット印刷、レーザー彫刻

※レーザー彫刻(レーザーマーキング、レーザー刻印)とは、商品にレーザー光を照射することで、木や金属、アクリル等の表面を焦がし、文字や絵を彫刻する方法です。レーザー光をレンズで集めて強力なパワーにし、熱で素材を削っていきます。印刷面が彫られた陰影など、立体感のある味わいと繊細な表現が特徴です。 

【ソフトケースの代表的な素材

①TPU(熱可塑性ポリウレタン 

熱可塑性ポリウレタン樹脂(Thermoplastic Polyurethane resin)は、プラスチック素材の一つで、ゴムのようにしなやかな弾力性と硬質プラスチックのような強さを合わせ持った素材です。

TPUは加工や着色が容易で、優れた特性を持つため、さまざまな産業・分野の製品に使用されています。TPU製のスマホケースは、ポリカーボネートより柔軟性があり、シリコーンゴムよりも硬い素材で、プラスチックとシリコンそれぞれのメリットを併せ持ちます。そのため、ポリカーボネート製のスマホケースと同様に、軽くて薄く、着色や装飾も簡単です。またプラスチックよりも弾力性と柔軟性が高い素材です。 

 

TPU素材のスマホケースのメリットは、

・シリコーンゴムほど柔らかくはないが、柔軟性に富んでいるので脱着が簡単なこと

・シリコーンゴムと違って、表面にはツヤがあるため、プリント加工しやすいこと

・衝撃で破損しにくく、そして傷がつきにくいこと、などです。

しかし、熱に弱く、加熱性のものの近くに長くおいておくと変形してしまうこと、光液やシンナーなどの薬品に弱く、薬品がかかると変色してしまうこと、TPU製のスマホケースはデザインや種類が少ないため、オリジナル制作用のスマホケースが少ないこと、などのデメリットがあります。

オリジナルスマホケースのプリント方法は、UVプリントで印刷する方法、TPU製のソフトカバーケースの背面にUVインクジェットでフルカラーと白インクで細かくUVプリント印刷する方法などがあります。。

 適している印刷・加工方法:インクジェット印刷/UVインクジェット印刷、レーザー彫刻

 ②シリコーンゴム(silicone rubbe)

省略した呼称でシリコンと呼ばれていますが、シリコーンゴムが正しい素材の名称です。「シリコン」ともよく呼ばれますが、これは元となる元素(Si・ケイ素)の名称で、このシリコンに化学反応を加え精製した化合物が「シリコーンゴム」です。ソフトケースの中でも特に柔らかく、様々な形状に加工しやすい性質を持っているのが特徴です。

シリコーンゴム素材のスマホケースのメリットは、

・グリップが良くて手で持ちやすく、スマホを机などに置いたときに滑りにくいこと

・柔らかいため傷がつきにくく、衝撃でもほとんど破損しないこと

・立体的に加工ができること

・紫外線にも強いため、日差しの強い屋外で使いつづけても長持ちすること、などです。 

 一方、ほこりや小さなゴミが付着しやすいため、マメに掃除が必要なこと、比較的重いこと、シリコーンゴム素材で作成しようとする場合は、そもそも対応している事業者が少ないこと、などのデメリットがあります。

 中には、金型を起こし制作するため、初回は数百個単位で注文を受ける事業者もありますが、1個から手軽く注文するのは難しく、個人向けには対応している場合が非常に少ないため、オリジナルというよりはオーダーエントリー方式が主流です。

したがって既製の形とサイズを選び、そこに写真や文字をプリントする方法がとられています。

適している印刷・加工方法:オリジナル成型

 

③レザー(本革)

レザーの柔らかさや弾力のある質感を活かしたスマホケースです。手帳型のケースなど、単にカバーとしてだけではなく、カードなどの入れ物として使えるような製品がほとんどです。 

 メリットとしては、 

・衝撃吸収力が高い

・他の素材に比べて高級感があり、長く使えること

・デザインの製品があるので、プレゼントにも向いていること

・1個からオーダーメイドで作れること、あるいはご自分でも制作が可能であること

・手帳型のケースなど、単にカバーとしてだけではなく、カードなどの入れ物として使えること、などです。

一方、値段が高く、種類が少ないこと、PC製ほど綺麗にカラー印刷するのが難しいというデメリットがあります。 


適している印刷・加工方法:型押し、箔押し、レーザー彫刻

※箔押し・型押しとは 版下から起こした金属版(型)をプレスすることで凹状にエンボス加工を施す方法。代表的なものとしては、キーホルダーや財布へのエンボス加工があります。

 

④PU(Polyurethane)レザー/フェイクレザー

本革に似せて作った人工レザー、合成皮革のことです。“フェイクレザー”とも言われますが、ほとんどの場合はこのPUレザーのことをいいます。

伸縮性と撥水性に優れており、弾力性と柔軟性が高いため加工しやすい素材です。本革に近い高級感がありデザインの自由度が比較的に高く、写真やイラストなどをフルカラー印刷できるのもメリットです。

また、ケースの表面には型押しや箔押しもできるので、ポリカーボネートにはないケースを作ることができます。

一方、オリジナルの自作スマホケースをレザー素材で作成する場合は、基本的に1個ずつオーダーメイドで作る場合がほとんどです。

そこでレザー(皮革)素材のスマホケースに名前、イニシャル、一部記号などを刻印し、自分だけのオリジナル製品を手にしたり、大事な方にプレゼントする方も多いのです。

 

 ◆適している印刷・加工方法:インクジェット印刷、型押し、箔押し、レーザー彫刻

 

 【まとめ】

以上、オリジナルスマホケースの制作に伴う、カスタマイズの程度、素材別特徴などをみてみました。

一般的な制作方法としては、オーダーエントリー方式が取られており、プリントのしやすさ、仕上がりのキレイさ、そしてコストのやすさなどから、ハードケースの素材を利用している場合が多いです。

また素材別に見ると、ポリカーボネート、PUレザー、TPUなどが多いようですが、ご自分の予算、使い方や用途(ペア用、プレゼント用)なども考えて、自分だけのオリジナルスマホケースを製作してみてはいかがでしょうか。

本日も楽しい一日を!!